人にしばられず自分を縛らない生き方 曽野綾子著

曽野綾子著　人にしばられず自分を縛らない生き方 (扶桑社新書)

これはね、彼女のいままでに書いてきた小説やエッセイから集めた言葉を纏めたものです。

彼女の著書は高校生の時から読んでますけど、エッセイはこうした形式のものが多い。

私がこの人の文章を読み続ける理由はね、

この本もそうですけど、小説やエッセイのどっかちょっとした言葉に、

救われてきたからです。

それで自分を戒めたり、これでよかったんだなと楽な気分になったりします。

また、迷いがある時、人には見せたくないイヤな心を持っている時、

彼女のエッセイ集を読んでると、その呪縛から一旦離れることができます。

だから、迷いもイヤな気持ちも持続しないですむんです。

彼女を批判する人はいるけれども、

私はこういう心の持ち方ができる人は、とても自立した人なんだと思います。

彼女のエッセイのいいところはね、

どこから読んでもいいんです。

短い文章が連なっているんで、

そのどれから始めても彼女の人生観を読み取ることができます。

ちょっと時間が余ったとき、

電車に乗ってるとき、

気楽に読書がしたいとき、

そんなちょっとした間、

違う世界を見ることが出来るかもしれません。

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